星空の下でいつまでも君を想う
最近は仕事にも慣れてきて、今日からカウンターの仕事を任せられた。
本に囲まれた空間に居れることは私にとって幸せを感じれる瞬間でもある。
それに、本を借りにくる人と会話をしたり、小さい子たちと絵本の話をすることも頑張る気力になる。
今は、きっずスペースで牧田さんが読み聞かせをしている。
『読むから、静かに聴いてね!』と牧田さんが言うと、『『は~い!』』という子供達。
お子さんがいるからか、小さい子の扱いが上手い。
そんな微笑ましい様子をカウンターから見ていた私。
すると、早速借りにきた人が…
男の人だ…
少し俯き気味になってしまう。
「あら!一ノ瀬先生じゃない!」
私の隣から声が聞こえてきた。