星空の下でいつまでも君を想う


「「「じゃあ、私(僕)から‼ ちがうよ私(僕)が最初!」」」


……えぇ~っ…


わ、私…聖徳太子じゃあるまいし。一斉に喋らないでー!




「順番に話さないとお姉さん困っちゃうぞー」



すると後ろの方から誰かが声を掛けた。


椅子に座り、小さい子たちに囲まれている私からは姿は見えないが確かに聞こえた。


少し低い落ち着いた声。


声からして若い人かな?……



その声に反応した子たちが私から離れていく。


「「そらお兄ちゃん!」」


みんな彼のことをそう呼んだ。


…そら?……?その名前どっかで聞いたような?

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