星空の下でいつまでも君を想う
確かに高校生くらいかなとは思っていたけれど、まさか同じ高校だったなんて。
「俺、ここの2年の一ノ瀬想空。君って…この間の図書員の人?だよね?」
「は、はい。私は1年の清水菜花、です。」
ふわりと笑いかける彼にやっぱり彼だと安心感を覚えてしまう。
「それにしても、こんな偶然あるだね、」
私と同じこと思ってる。
「ですよね、私も思いました。」
「それより、先輩入院されてたんですよね?もう、大丈夫なんですか?」
まず、気になっていた事を聞いてみた。
でも、それの答えは曖昧なものだった。