星空の下でいつまでも君を想う


「うーん、まあ、大丈夫は大丈夫なんだけど一時退院的な?様子見ってところ。」


その瞳が一瞬悲しみに揺れた気がした。でも直ぐにもとに戻って、



一瞬気のせいだと思った。


でも、私は彼の触れてはいけない事情に触れてしまったとなんとなく感じた。



そんな微妙な空気を変えるかのように先輩が口を開く。



「俺のことは名前で呼んでもらっていいよ。そういえば今日は眼鏡してるんだね、」



じゃあ、想空先輩って呼ばせてください。と私が言い、


「いつもは眼鏡しているんですけど、この間はたまたましていなかっただけで…」


「あの!私のことも名前で呼んでいただければ、」



「ん、じゃあそうさせてもらう。じゃあ…菜花、またね!」

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