星空の下でいつまでも君を想う
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「うわぁ~何ここ!」
「ねっ、言ったでしょ?」
こんなとこあったんだ…
広っーい中庭にある洋風庭園。
その中にあるガーデンテーブルとチェアの1つに無事、座る事ができた私達。
「凄い!噴水もあるんだ〜!」
「そうそう、この辺の席はカップルとかが多いらしいんだよね~」
こういう雰囲気のところに恋人とくるの憧れるよね!
……無論、恋人ができたことなんてないけどね。
「ねぇ、菜花。」
静かになって見れば心配そうな顔をした咲妃…
食べかけてた卵焼きを箸からおろした。
「ん、どうしたの??」
「その眼鏡、高校でも掛けてるの?」
「……、」
「うん、やっぱりつけてる方が安心、するし」
「…そっか、」
咲妃は考えるように声を落とした。