星に願いを



「行っちゃダメなの。
 私はどうでもいいから・・!」

「は?」

「このまま行くと、あなた死ぬの。」

無理かもしれないけど、

願いが叶ったんだ。

ここで英ちゃんを死なせたくない。


「よくわかんねぇーけど、
 千佳が危ねぇだろ!?」

「だめ!」


「このまま行かなかったら
 俺は彼氏失格だよ!
 あなたの言ってることが本当だとしても
 千佳を守れないなら
 死んだほうがましだ!!」


その一言で私の手の力が抜けて、

英ちゃんの腕を離してしまった。





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