星に願いを
「てめぇら!
人の女に手ぇだすんじゃねぇ!!」
男たちに殴りかかろうとした瞬間、
その場に崩れ落ちた英ちゃん。
お腹にはナイフが刺さっていて、
血がたくさんでている。
ああ・・あの時と同じ光景・・。
あの時も一緒。
何もできなかった。
目の前にある現実さえ
受け止められなくて、
ただ突っ立ってた。
「おい、やべぇよ・・」
「逃げっぞ!!」
そしてその男たちの声で
今起きたことを理解した。