星に願いを



「ひ・・でちゃん?」

返事が返ってこない。

「いやあぁぁぁああ!!」


私は・・あの後ある、

今の悲劇を知っていたのに・・・。

結局また死なせてしまった。


秀ちゃんが、最後の力を振り絞って、

私に手を差し出してきた。


その手を見ると、私がなくした

今日、秀ちゃんにもらったネックレス。


「英ちゃん・・・」

昔の私のほおに、どっと涙が溢れ落ちた。





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