漆黒に溺れて
学校が終わり、一度家に帰宅し夜になり
莉子と待ち合わせの駅に向かう


「百合ちゃーん」


呼ばれた声のする方へ顔を向けると
ブンブンッと手を振る莉子を見つけた


「お待たせ」


「よし早速行くぞー!」


二人でネオンが煌めく繁華街へと歩き出す


到着したのはこの町で一番有名なクラブ
莉子の彼氏はここのクラブでバーテンダーのバイトをしている


中に入れば音楽に合わせ踊ってる人やお酒を飲んでる人やらで賑わっている


「さて、莉子どーする?」


「うーん、とりあえずこーくんが見たいけど」


「わかったじゃあ行こ」


莉子の手を引っ張って人波をかき分けて進んでたら


「待って待って」


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