御曹司と再会したら、愛され双子ママになりまして~身を引いたのに一途に迫られています~【極甘婚シリーズ】
「そんな……仕事中に、そんなこと」
有紗の目には完璧な上司の顔を見せていた彼が、まさかそんなことを考えているなんて思いもしなかった。
彼の口から語られる、不埒な思い出話に、有紗は漏れ出る声を押し殺す。
触れられている部分はほんの少しのはずなのに、身体が熱くなるのを止められない。
龍之介がくっくと笑った。
「こんな気持ちにさせられるのは、君のこの髪だけだ」
髪に触れていた彼の手が今度は有紗の耳に触れる。笑みを浮かべて、彼はそこにかぶりついた。
「あ……! りゅっ……!」
「有紗のこの耳が好きだ。感情が昂ると真っ赤に染まって俺の視線を釘付けにする」
「んっ……、んんっ!」
「はじめて見たのはル・メイユールのテラスだったな。君も俺と同じ気持ちだったと知った時の高揚感を思い出すよ」
直接愛撫されながら、愛の言葉を注ぎ込まれるという強すぎる刺激に、有紗は身体を震わせる。
力の入らない手で押すけれど彼のシャツを滑るだけだった。
「有紗、君のすべてが俺にとっては特別でなにもかもが大切だ」
有紗の目には完璧な上司の顔を見せていた彼が、まさかそんなことを考えているなんて思いもしなかった。
彼の口から語られる、不埒な思い出話に、有紗は漏れ出る声を押し殺す。
触れられている部分はほんの少しのはずなのに、身体が熱くなるのを止められない。
龍之介がくっくと笑った。
「こんな気持ちにさせられるのは、君のこの髪だけだ」
髪に触れていた彼の手が今度は有紗の耳に触れる。笑みを浮かべて、彼はそこにかぶりついた。
「あ……! りゅっ……!」
「有紗のこの耳が好きだ。感情が昂ると真っ赤に染まって俺の視線を釘付けにする」
「んっ……、んんっ!」
「はじめて見たのはル・メイユールのテラスだったな。君も俺と同じ気持ちだったと知った時の高揚感を思い出すよ」
直接愛撫されながら、愛の言葉を注ぎ込まれるという強すぎる刺激に、有紗は身体を震わせる。
力の入らない手で押すけれど彼のシャツを滑るだけだった。
「有紗、君のすべてが俺にとっては特別でなにもかもが大切だ」