御曹司と再会したら、愛され双子ママになりまして~身を引いたのに一途に迫られています~【極甘婚シリーズ】
「龍之介さんは子供たちのことを知ってからは、できることすべてしてくれました。家のことも保育園のことも。子供たちも龍之介さんのことが大好きなんです……だから」
と、そこで。
「そうか、そうか!」
突然、一郎が笑い出した。
驚いて有紗が口を閉じると、彼は笑いながら口を開いた。
「君の気持ちはよくわかった。いつも冷静な君のそんなところははじめて見るからな。よほどのことなんだなぁ」
その言葉に、有紗は急に恥ずかしくなって頬を染める。
よく考えれば、相手は社長。なのに夢中になってしまった。
「だが、安心したよ。記事を見た時は龍之介があなたを傷つけたのかと思ったが、そうではないようだ」
そう言って優しい目で有紗を見た。
「親バカと言われるかもしらんが、私は息子を信頼している。だから龍之介が選ぶ相手なら誰でもいいと思っていた。だが君なら、龍之介の言う通り信頼できる。龍之介の秘書は君しかいないと、誰もが言うからな。もちろん私もそう思っている。……嬉しいよ。うるさい親戚ばかりで申し訳ないが、私からきちんと説明しておくからどうか許してほしい」
「社長……」
思いがけない一郎からの祝福に、有紗は目を見開いて、龍之介を見る。
龍之介が、だから言っただろう?というように肩をすくめた。
「龍之介が結婚するだけでも嬉しいのに、もう孫までいるとは、驚きだ。龍之介、母さんの命日に間に合ったじゃないか。真山くん、私は子供たちに会わせてもらえるだろうか?」
一郎からの言葉に有紗は顔を覆う。
「もちろんです。ありがとうございます」
そのまま泣き続ける有紗の肩を龍之介が強く抱き寄せた。
と、そこで。
「そうか、そうか!」
突然、一郎が笑い出した。
驚いて有紗が口を閉じると、彼は笑いながら口を開いた。
「君の気持ちはよくわかった。いつも冷静な君のそんなところははじめて見るからな。よほどのことなんだなぁ」
その言葉に、有紗は急に恥ずかしくなって頬を染める。
よく考えれば、相手は社長。なのに夢中になってしまった。
「だが、安心したよ。記事を見た時は龍之介があなたを傷つけたのかと思ったが、そうではないようだ」
そう言って優しい目で有紗を見た。
「親バカと言われるかもしらんが、私は息子を信頼している。だから龍之介が選ぶ相手なら誰でもいいと思っていた。だが君なら、龍之介の言う通り信頼できる。龍之介の秘書は君しかいないと、誰もが言うからな。もちろん私もそう思っている。……嬉しいよ。うるさい親戚ばかりで申し訳ないが、私からきちんと説明しておくからどうか許してほしい」
「社長……」
思いがけない一郎からの祝福に、有紗は目を見開いて、龍之介を見る。
龍之介が、だから言っただろう?というように肩をすくめた。
「龍之介が結婚するだけでも嬉しいのに、もう孫までいるとは、驚きだ。龍之介、母さんの命日に間に合ったじゃないか。真山くん、私は子供たちに会わせてもらえるだろうか?」
一郎からの言葉に有紗は顔を覆う。
「もちろんです。ありがとうございます」
そのまま泣き続ける有紗の肩を龍之介が強く抱き寄せた。