はいはい、こちら中野通交番です。 ただいま就寝中。
弱いやつを虐めようものなら「お前も同じことをしてやろうか!」って目の色を変えて噴火した。
嘘を吐こうものなら「お前なんて信用できん。 二度と学校に来るな!」って本気で怒鳴りつけられた。
容赦なく殴られたり蹴飛ばされたり廊下に立たされたりしたもんだ。 今はどうだ?
何かやれば体罰だ虐待だって何も出来ない親が騒ぎまくる。
騒がれたくない校長や教育委員会は先生たちを宥め空かしておとなしくさせようとする。
これじゃあ子供たちが捻くれてしまう。 怒る時には怒るんだ。
叱る時には恐れるくらいに叱るんだ。 包み込む時にはちゃんと包み込むんだ。
先生にも親にもメリハリが無くなってるんだ。 だからダメなんだよ。
うるさい親はただうるさいだけ。 甘い親はただ甘いだけ。
これだから殺されたり舐められたりするんだ。 最悪だよ。
でもね、一番の問題は親が厳しい教育を受けてこなかったことだ。
今の親たち、その親たちは働け働けの世代だ。 だから子供達には甘かった。
それが悪影響を及ぼしてるんだよ。 自分たちが家に居ない分だけ子供の言うことを全部聞いてやった。
だから親になれない親が増えちまった。 そして子供が子供を産んだ。
それが現代だよ。 堪ったもんじゃねえよ。。
温泉で走り回っている子供を注意したらその親が出てきて「余計なことをするな!」って怒鳴ったという。
別の親にも話を聞いた。 親戚の家に遊びに行ったらそちらの子に子供が殴られたという。
その親も目の前で見ていたはずなのに叱らないし謝りもしない。 母親として失格だってぼやいていた。
情けない親が増えたもんだね。 よその子を殴ったりしても叱れないなんて。
非常識ならぬ無常識だね。 うんざりだ。
どうしたらこうなるの? 訳分らん。
おまけに世界はトランス女子を持ち上げようとしている。 ただ気持ち悪いだけ。
男が女に変わったからと言って見た目も能力も変わらない。 男女がオリンピックなんかに出たらどうなる?
「私は女よ。」って言い張る男が女子ラグビーのチームに入って試合をする。
体格も馬力も体力もそのままだから女子選手は恐怖のどん底に落とされる。 こんなことを続けていいのか?
トランス女子はトランス女子だけで戦ってもらいたい。 そんな簡単なことがなぜ分からないのだろう?
世の中、平和でいたいもんだね。
さてさて、交番ではいつも通りに姉ちゃんと弟がやり合ってます。 飽きないのかなあ?
「だからさあ、姉ちゃんも仕事したらどうなの?」 「してるわよ ちゃんと。」
「逃げ出してか?」 「失礼ね。 逃げ出してなんかないわよ。」
「逃げ出してるじゃん。 ショップの若槻さんも探してたんだからね。」 「おかしいなあ。 ここに来ることは知ってるはずだけど。」
「あのなあ、交番に遊びに行く馬鹿が何処に居るってよ?」 「うわーーーー、馬鹿だって。」
「また始まった。」 姉ちゃんは腹を立てたのか、そっぽを向いたままです。
俺は警棒でお腹をツンツンしてみます。 「居ないわよ。」
「居るでしょうが。」 「居ないってば。」
「じゃあ、これは何?」 今度は脇を擽ってみます。
「ワーワーワー、姉を弄ぶ気だあ。」 「遊んでほしいんでしょう?」
「分かった分かった。」 やっと降参したのか姉ちゃんは俺のほうを向きました。
ったく、、、世話の焼ける姉ちゃんですわ。 「さっさと結婚して落ち着いてよ。」
「じゃあ、あんたと一緒に暮らすわ。」 「何でよ?」
「だってお母さんが言ってたでしょう? 二人で仲良くやりなさいって。」 「母ちゃんは変だから言わせといていいの。」
「うわーーーー、お母さん可哀そう。」 「俺のほうがもっと可哀そうだよ。」
「何でだよーーーーーー?」 「だってこんな姉ちゃんを見なきゃいけないんだよ。」
「いいもーーーん。 死んでやるんだもーーーーーん。」 「やめとけ。」
飛び出そうとする姉ちゃんを抑え込んでみます。 なんかもがいてますねえ。
「放せーーーーー! 放せーーーーーー!」 もがいている姉ちゃんを押さえて椅子に座らせます。
姉ちゃん、すっかり息が荒くなってますねえ。 「言わんこっちゃねえ。」
「だって、、、。」 そんな姉ちゃんを抱いてやる俺なのでした。
俺って何なんだろう?
なんか、富士山はいつもより大変なことになってるなあ。 午後4時にはゲートが閉まるんだって?
それだったら3時に閉めてもいいんじゃないのか? 登山客は勝手なやつが多過ぎるんだから。
富士山だって危険はいっぱい在る。 それを分かってないやつらが事故に遭う。
その辺の丘とは訳が違うんだ。 エベレストほどじゃないにしても備えてくれなきゃ困るよ。
勝手に登って事故って死なれても困るんだよなあ。 もう何人か事故ってるだろう?
こういう話をしてるとまたまたマニュアル馬鹿が騒ぎ出すんだ。 「マニュアルを作れ!」ってね。
マニュアルを作ったからと言ってそれを完璧に守るやつがどれくらい居るってよ? 日本人でさえ守らないんだぜ。
じゃあさあ、「生きるも死ぬもあなたの勝手です。 保証も賠償もしませんからどうぞ勝手に登ってください。」って言うか?
そしたらな、「事故の責任を負わないなんて卑怯だ!」って騒ぐやつが出てくる。 どっちを向いても叩かれるんだよ。
登山する時に協力金を払ってるだろう? 思い切って10万円くらいにしたらどうだ?
そうするとね、今度は「それで役人にいいようにやってもらうんだろう?」とか「それで私腹を肥やしてる。」とか言い始めるんだ。
しょうもない人間が増えたもんだねえ。 いっそ、全登山を禁止するか?
元々富士山は霊峰と呼ばれてきたんだ。 神が宿る山だね。
だからさ、全登山禁止だって文句は言えないんだよ。 それくらい厳しい山なんだ。
分かってないよね みんな。
「さあて、帰るか。 なあ、姉ちゃん。」 なぜかしょんぼりしている姉ちゃんの頬っぺたをツンツンしてみる。
「何よ?」 「帰るぞ。 5時過ぎたんだから。」
「うん。」 「やけに素直だなあ。」
「彼氏なんだもん。」 「またか、、、。」
ってなわけで今日も二人 自転車を押しながら我が家を目指すのでありました。 いい加減、姉ちゃんには独立してほしいんだけどなあ。
でもそうもいかないようだ。 簡単に彼氏が見付かるわけも無く、、、。
そんでこうして弟の俺にくっ付いてるわけね。 可愛くないわけじゃないんだから彼氏だって見付かると思うんだけどなあ。
いつものようにスーパーに寄りまして母ちゃんのおねだりを買い集め、、、。 「今日も重いなあ。。」
「そうよねえ。 頑張ってねえ。」 「お姉さまも少しくらい持ってよ。」
「あたしは弱いからダメよ。」 「え? 誰が弱いって?」
「あ、た、し。」 「へえ、米袋担いで歩いてるやつがか、、、?」
「あれは違うもーーーーーーーん。」 「どこがだよ? 怪物みたいな顔してさ。」
「うわーーーーーーー、また虐める気だあ。」 「アホか。」
「まあまあ、今日も仲良しねえ。 お二人さん ご苦労様。」 母ちゃんはいつの間にか俺たちがやり合うのを聞いてました。
「ありがとね。」 そう言うと俺のママチャリから荷物を受け取ってさっさと中へ、、、。
ただただ俺たちは呆気に取られて顔を見合わせるしか無いんでした。
でもでもでも、その夜も一緒にお風呂に入って互いを慰め合う俺たち、、、ずっとこのままでいいんだろうか?
俺は本気で姉ちゃんの未来を案じるのでした。 チャンチャン。
嘘を吐こうものなら「お前なんて信用できん。 二度と学校に来るな!」って本気で怒鳴りつけられた。
容赦なく殴られたり蹴飛ばされたり廊下に立たされたりしたもんだ。 今はどうだ?
何かやれば体罰だ虐待だって何も出来ない親が騒ぎまくる。
騒がれたくない校長や教育委員会は先生たちを宥め空かしておとなしくさせようとする。
これじゃあ子供たちが捻くれてしまう。 怒る時には怒るんだ。
叱る時には恐れるくらいに叱るんだ。 包み込む時にはちゃんと包み込むんだ。
先生にも親にもメリハリが無くなってるんだ。 だからダメなんだよ。
うるさい親はただうるさいだけ。 甘い親はただ甘いだけ。
これだから殺されたり舐められたりするんだ。 最悪だよ。
でもね、一番の問題は親が厳しい教育を受けてこなかったことだ。
今の親たち、その親たちは働け働けの世代だ。 だから子供達には甘かった。
それが悪影響を及ぼしてるんだよ。 自分たちが家に居ない分だけ子供の言うことを全部聞いてやった。
だから親になれない親が増えちまった。 そして子供が子供を産んだ。
それが現代だよ。 堪ったもんじゃねえよ。。
温泉で走り回っている子供を注意したらその親が出てきて「余計なことをするな!」って怒鳴ったという。
別の親にも話を聞いた。 親戚の家に遊びに行ったらそちらの子に子供が殴られたという。
その親も目の前で見ていたはずなのに叱らないし謝りもしない。 母親として失格だってぼやいていた。
情けない親が増えたもんだね。 よその子を殴ったりしても叱れないなんて。
非常識ならぬ無常識だね。 うんざりだ。
どうしたらこうなるの? 訳分らん。
おまけに世界はトランス女子を持ち上げようとしている。 ただ気持ち悪いだけ。
男が女に変わったからと言って見た目も能力も変わらない。 男女がオリンピックなんかに出たらどうなる?
「私は女よ。」って言い張る男が女子ラグビーのチームに入って試合をする。
体格も馬力も体力もそのままだから女子選手は恐怖のどん底に落とされる。 こんなことを続けていいのか?
トランス女子はトランス女子だけで戦ってもらいたい。 そんな簡単なことがなぜ分からないのだろう?
世の中、平和でいたいもんだね。
さてさて、交番ではいつも通りに姉ちゃんと弟がやり合ってます。 飽きないのかなあ?
「だからさあ、姉ちゃんも仕事したらどうなの?」 「してるわよ ちゃんと。」
「逃げ出してか?」 「失礼ね。 逃げ出してなんかないわよ。」
「逃げ出してるじゃん。 ショップの若槻さんも探してたんだからね。」 「おかしいなあ。 ここに来ることは知ってるはずだけど。」
「あのなあ、交番に遊びに行く馬鹿が何処に居るってよ?」 「うわーーーー、馬鹿だって。」
「また始まった。」 姉ちゃんは腹を立てたのか、そっぽを向いたままです。
俺は警棒でお腹をツンツンしてみます。 「居ないわよ。」
「居るでしょうが。」 「居ないってば。」
「じゃあ、これは何?」 今度は脇を擽ってみます。
「ワーワーワー、姉を弄ぶ気だあ。」 「遊んでほしいんでしょう?」
「分かった分かった。」 やっと降参したのか姉ちゃんは俺のほうを向きました。
ったく、、、世話の焼ける姉ちゃんですわ。 「さっさと結婚して落ち着いてよ。」
「じゃあ、あんたと一緒に暮らすわ。」 「何でよ?」
「だってお母さんが言ってたでしょう? 二人で仲良くやりなさいって。」 「母ちゃんは変だから言わせといていいの。」
「うわーーーー、お母さん可哀そう。」 「俺のほうがもっと可哀そうだよ。」
「何でだよーーーーーー?」 「だってこんな姉ちゃんを見なきゃいけないんだよ。」
「いいもーーーん。 死んでやるんだもーーーーーん。」 「やめとけ。」
飛び出そうとする姉ちゃんを抑え込んでみます。 なんかもがいてますねえ。
「放せーーーーー! 放せーーーーーー!」 もがいている姉ちゃんを押さえて椅子に座らせます。
姉ちゃん、すっかり息が荒くなってますねえ。 「言わんこっちゃねえ。」
「だって、、、。」 そんな姉ちゃんを抱いてやる俺なのでした。
俺って何なんだろう?
なんか、富士山はいつもより大変なことになってるなあ。 午後4時にはゲートが閉まるんだって?
それだったら3時に閉めてもいいんじゃないのか? 登山客は勝手なやつが多過ぎるんだから。
富士山だって危険はいっぱい在る。 それを分かってないやつらが事故に遭う。
その辺の丘とは訳が違うんだ。 エベレストほどじゃないにしても備えてくれなきゃ困るよ。
勝手に登って事故って死なれても困るんだよなあ。 もう何人か事故ってるだろう?
こういう話をしてるとまたまたマニュアル馬鹿が騒ぎ出すんだ。 「マニュアルを作れ!」ってね。
マニュアルを作ったからと言ってそれを完璧に守るやつがどれくらい居るってよ? 日本人でさえ守らないんだぜ。
じゃあさあ、「生きるも死ぬもあなたの勝手です。 保証も賠償もしませんからどうぞ勝手に登ってください。」って言うか?
そしたらな、「事故の責任を負わないなんて卑怯だ!」って騒ぐやつが出てくる。 どっちを向いても叩かれるんだよ。
登山する時に協力金を払ってるだろう? 思い切って10万円くらいにしたらどうだ?
そうするとね、今度は「それで役人にいいようにやってもらうんだろう?」とか「それで私腹を肥やしてる。」とか言い始めるんだ。
しょうもない人間が増えたもんだねえ。 いっそ、全登山を禁止するか?
元々富士山は霊峰と呼ばれてきたんだ。 神が宿る山だね。
だからさ、全登山禁止だって文句は言えないんだよ。 それくらい厳しい山なんだ。
分かってないよね みんな。
「さあて、帰るか。 なあ、姉ちゃん。」 なぜかしょんぼりしている姉ちゃんの頬っぺたをツンツンしてみる。
「何よ?」 「帰るぞ。 5時過ぎたんだから。」
「うん。」 「やけに素直だなあ。」
「彼氏なんだもん。」 「またか、、、。」
ってなわけで今日も二人 自転車を押しながら我が家を目指すのでありました。 いい加減、姉ちゃんには独立してほしいんだけどなあ。
でもそうもいかないようだ。 簡単に彼氏が見付かるわけも無く、、、。
そんでこうして弟の俺にくっ付いてるわけね。 可愛くないわけじゃないんだから彼氏だって見付かると思うんだけどなあ。
いつものようにスーパーに寄りまして母ちゃんのおねだりを買い集め、、、。 「今日も重いなあ。。」
「そうよねえ。 頑張ってねえ。」 「お姉さまも少しくらい持ってよ。」
「あたしは弱いからダメよ。」 「え? 誰が弱いって?」
「あ、た、し。」 「へえ、米袋担いで歩いてるやつがか、、、?」
「あれは違うもーーーーーーーん。」 「どこがだよ? 怪物みたいな顔してさ。」
「うわーーーーーーー、また虐める気だあ。」 「アホか。」
「まあまあ、今日も仲良しねえ。 お二人さん ご苦労様。」 母ちゃんはいつの間にか俺たちがやり合うのを聞いてました。
「ありがとね。」 そう言うと俺のママチャリから荷物を受け取ってさっさと中へ、、、。
ただただ俺たちは呆気に取られて顔を見合わせるしか無いんでした。
でもでもでも、その夜も一緒にお風呂に入って互いを慰め合う俺たち、、、ずっとこのままでいいんだろうか?
俺は本気で姉ちゃんの未来を案じるのでした。 チャンチャン。