魅惑の絶対君主
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「今日の訓練中止になってよかったじゃん。このまま俺が元気にならなければいいね」
寝室に戻ると、眠っていたはずの相楽さんが上半身を起こした状態でベッドにいた。
「えっ? あれ、いつ起きた……の?」
「最初からぼんやり起きてたよ。眠剤ごときに眠らされるとかサイアクだし」
「いや、過労で倒れたんだからちゃんと寝てください……っ」
「スーツ着たままじゃ寝たくても寝れないんだよね……。あ、そうだ、冬亜が着替え持ってきてよ」
「っ、わかりました!」
急いで洗面台の方へ走る。
洗面台の後ろ棚に置かれている相楽さんのルームウェアを持って戻ったけど、相楽さんは受け取らずに。
「冬亜が着替えさせて」
「っ、え」
「男の服を脱がすのはまだ教えてなかったし、ちょうどいいでしょ」
「わ、わかりました」
相手は病人。
こう言われなくても、もともといろいろ手伝おうと思っていた。
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「今日の訓練中止になってよかったじゃん。このまま俺が元気にならなければいいね」
寝室に戻ると、眠っていたはずの相楽さんが上半身を起こした状態でベッドにいた。
「えっ? あれ、いつ起きた……の?」
「最初からぼんやり起きてたよ。眠剤ごときに眠らされるとかサイアクだし」
「いや、過労で倒れたんだからちゃんと寝てください……っ」
「スーツ着たままじゃ寝たくても寝れないんだよね……。あ、そうだ、冬亜が着替え持ってきてよ」
「っ、わかりました!」
急いで洗面台の方へ走る。
洗面台の後ろ棚に置かれている相楽さんのルームウェアを持って戻ったけど、相楽さんは受け取らずに。
「冬亜が着替えさせて」
「っ、え」
「男の服を脱がすのはまだ教えてなかったし、ちょうどいいでしょ」
「わ、わかりました」
相手は病人。
こう言われなくても、もともといろいろ手伝おうと思っていた。