魅惑の絶対君主

ぴしゃりと言い放たれて口をつぐむ。


……まあ、ひとまずはこれでいっか。

コンビニ産でも、とりあえず胃に入れば栄養にはなるよね。



「じゃあ、今すぐコンビニに行ってきてください」

「行くよ。冬亜が朝ごはん完食したのを見届けたらね」

「………」


わたしが自分のご飯を相楽さんに食べさせられないように、だ。

予防線を張られた。

相変わらず策士でとても悔しい。


仕方がないので、ダイニングに戻って食事を再開することにした。

< 168 / 245 >

この作品をシェア

pagetop