緒臣くんのキケンな誘惑。
「着替えるのめんどくさいからいっその事ジャージで過ごしたい」
「それ本当に最近思う……」
なんて会話する芹奈と愛海に心の中で頷いてしまう。
「はーやーく!行くよ!」
そんな私たちの横で急かす音寧。
そんな音寧を見て、私は笑いながら水筒とタオルを手に持って教室を出た。
4組の前を通る時、チラッと中を覗いてみると。
……っ!
席に座っている緒臣くんと、ちょうど目が合ってしまって。
私を見て目を見開く緒臣くんに疑問を持ちながらも、急いでいるため足を止めることは出来ない。
とりあえず体育館着いてから、ハーフアップのまま髪の毛一本縛りしよう。
そう思って四人で体育館に向かった。
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それから体育も終わり、その後の授業も眠気に耐えながら過ごして。
昼休みになり、ご飯を食べ終えて四人で話していた。