断罪ざまぁも冴えない王子もお断り!~せっかく公爵令嬢に生まれ変わったので、自分好みのイケメン見つけて幸せ目指すことにしました~
「ヒロインと悪役令嬢の階段イベント、あれ、本来なら王子ルートが確定したあとに起きるハズだったのよ」
「え? でもあのときユイナ、『どうして自分を突き落とさないんだ』って」
「わたしが思うに、ゲーム知識が曖昧か、何かを焦ってるのか。そのどっちかなんじゃないのかな?」
ゲーム知識が曖昧ってのはともかくとして。
「焦る? ユイナが何を?」
「ソコはあの子に聞いてみないと分かんないけど」
「ここまで来るとユイナ本人に真意を確かめるしかないのかもな」
うん、健太の言う通りかも。
これ以上議論してても、わたしたちだけじゃドン詰まりって感じ。
「健太の言うことも一理あるけど……あの子と交渉するのはもろ刃の剣な面もあるし」
「よかったらさ、その件、俺に任せてくんない?」
「でも大丈夫? 健太は攻略対象だし、ユイナに取り込まれたりしないか心配だよ」
「そこは上手くやる。ユイナとは生徒会で顔合わせるのもしょっちゅうだし、この中じゃ俺がいちばん適任だって思うからさ」
「じゃあ、ユイナの件は健太に任せるってことで。その代わり健太は逐一うちらに報告すること。華子もそれでオッケー?」
未希にそう言われたら頷くしかなかった。
健太なら上手くやってくれると信じるしかないよね。
「え? でもあのときユイナ、『どうして自分を突き落とさないんだ』って」
「わたしが思うに、ゲーム知識が曖昧か、何かを焦ってるのか。そのどっちかなんじゃないのかな?」
ゲーム知識が曖昧ってのはともかくとして。
「焦る? ユイナが何を?」
「ソコはあの子に聞いてみないと分かんないけど」
「ここまで来るとユイナ本人に真意を確かめるしかないのかもな」
うん、健太の言う通りかも。
これ以上議論してても、わたしたちだけじゃドン詰まりって感じ。
「健太の言うことも一理あるけど……あの子と交渉するのはもろ刃の剣な面もあるし」
「よかったらさ、その件、俺に任せてくんない?」
「でも大丈夫? 健太は攻略対象だし、ユイナに取り込まれたりしないか心配だよ」
「そこは上手くやる。ユイナとは生徒会で顔合わせるのもしょっちゅうだし、この中じゃ俺がいちばん適任だって思うからさ」
「じゃあ、ユイナの件は健太に任せるってことで。その代わり健太は逐一うちらに報告すること。華子もそれでオッケー?」
未希にそう言われたら頷くしかなかった。
健太なら上手くやってくれると信じるしかないよね。