断罪ざまぁも冴えない王子もお断り!~せっかく公爵令嬢に生まれ変わったので、自分好みのイケメン見つけて幸せ目指すことにしました~
第五章 天は我に味方せり
第32話 乙女心と秋の空
「ハナコお姉様! わたしのクラス、レース編みの展示をするんです。ぜひいらしてくださいねっ」
「あら素敵。時間を見て伺うわ」
「喫茶室を設けているので、ぜひうちにもお立ち寄りください! ハナコ様に最高のおもてなしをしますからっ」
「まぁ、ありがとう。疲れた折に行かせてもらうわね」
「ハナコ様、ハナコ様……!」
ただ今、学園内は文化祭準備のまっさかり。
行く先々で声をかけられて。やたらと下級生に呼び止められるんだよね。
「ハナコ様はずいぶんと生徒たちに慕われていらっしゃいますのね」
「ほほほ、そうかしら?」
未希ことジュリエッタの言葉に苦笑いを返す。
ここんとこ横柄な態度を改めているからか、特に女子から憧れの的っぽく見られてるみたいでさ。
「さすがはハナコ様ですわ!」
「お歩きになっているだけでも、気品があふれ出してしまいますのね!」
「ハナコ様はシュン王子がお認めになっている唯一の方ですもの!」
なんだか取り巻き令嬢たちの持ち上げも、ここ最近大げさになってるような?
それどころか取り巻きの数自体、前よりもずっと増えてきてるし。
「あら素敵。時間を見て伺うわ」
「喫茶室を設けているので、ぜひうちにもお立ち寄りください! ハナコ様に最高のおもてなしをしますからっ」
「まぁ、ありがとう。疲れた折に行かせてもらうわね」
「ハナコ様、ハナコ様……!」
ただ今、学園内は文化祭準備のまっさかり。
行く先々で声をかけられて。やたらと下級生に呼び止められるんだよね。
「ハナコ様はずいぶんと生徒たちに慕われていらっしゃいますのね」
「ほほほ、そうかしら?」
未希ことジュリエッタの言葉に苦笑いを返す。
ここんとこ横柄な態度を改めているからか、特に女子から憧れの的っぽく見られてるみたいでさ。
「さすがはハナコ様ですわ!」
「お歩きになっているだけでも、気品があふれ出してしまいますのね!」
「ハナコ様はシュン王子がお認めになっている唯一の方ですもの!」
なんだか取り巻き令嬢たちの持ち上げも、ここ最近大げさになってるような?
それどころか取り巻きの数自体、前よりもずっと増えてきてるし。