断罪ざまぁも冴えない王子もお断り!~せっかく公爵令嬢に生まれ変わったので、自分好みのイケメン見つけて幸せ目指すことにしました~
第40話 健太、裏切りのバラード2
「もう! 何なのよ、健太っ」
「だから姉ちゃんが今すぐ未希姉ぇ連れて来いって……」
さほど待たずに、健太と手をつないだ未希がぱっと部屋に現れた。ネグリジェ姿だからやっぱ寝てたよね。
ぬおっ、健太ってば頬が片方腫れあがってるっ。
あれは問答無用で鉄拳食らったんだな。焦げた跡も残ってるから、電撃攻撃のおまけつきだったのかも。
「ちょっと華子、こんな時間に一体どういうつもり!」
「あは、ジュリエッタ様ってホントに松崎先輩だったんだぁ」
ユイナの声に動きを止めた未希が、すっと真顔になった。
さすがに未希も呼ばれた意味を理解したみたい。あ、松崎ってのは未希の苗字ね。
「長谷川……ゆい、な?」
「こんばんはぁ。お久しぶりです、松崎先輩」
ベッドの上でくつろぐ姿に、未希の怒りの矛先が健太へと移動して。
「健太、あんた……」
「未希姉ぇタンマっ、いま順を追って話すから!」
「だから姉ちゃんが今すぐ未希姉ぇ連れて来いって……」
さほど待たずに、健太と手をつないだ未希がぱっと部屋に現れた。ネグリジェ姿だからやっぱ寝てたよね。
ぬおっ、健太ってば頬が片方腫れあがってるっ。
あれは問答無用で鉄拳食らったんだな。焦げた跡も残ってるから、電撃攻撃のおまけつきだったのかも。
「ちょっと華子、こんな時間に一体どういうつもり!」
「あは、ジュリエッタ様ってホントに松崎先輩だったんだぁ」
ユイナの声に動きを止めた未希が、すっと真顔になった。
さすがに未希も呼ばれた意味を理解したみたい。あ、松崎ってのは未希の苗字ね。
「長谷川……ゆい、な?」
「こんばんはぁ。お久しぶりです、松崎先輩」
ベッドの上でくつろぐ姿に、未希の怒りの矛先が健太へと移動して。
「健太、あんた……」
「未希姉ぇタンマっ、いま順を追って話すから!」