断罪ざまぁも冴えない王子もお断り!~せっかく公爵令嬢に生まれ変わったので、自分好みのイケメン見つけて幸せ目指すことにしました~
「それでルートを外れるために、ゲーム進行無視して、先に令嬢ハナコとの階段落ちイベントを起こそうとしたってワケ?」
「いえ、あのときは単純に順番間違えちゃって。ゲーム序盤って展開がゆっくりだから、早く先に進めたくってつい先走っちゃいました」
てへぺろでごまかすんじゃないっ。そのせいでこっちは痛い思いしたんだっつうの。
と言っても、アレがあったからわたしも記憶を取り戻せたんだけどさ。
「でもそれからゲームの選択肢がおかしくなってきて」
「ゲームの選択肢?」
「いつもだったらイベントに突入すると、目の前に画面が現れるんです。そこにゲームと同じ三択が表示されて」
タッチパネルを操作をするように、長谷川は手を動かして見せた。
おおう、いかにも異世界転生って感じだな。
「十回越えるくらいまではちゃんと自分で選んでたんだけど、途中からはどうでもよくなって砂時計任せにしちゃってました」
「え? 選択の砂時計まで出現するの?」
うなずく長谷川に未希ってば興味津々。
なんだかだんだんおもしろがってきてたりしない?
「いえ、あのときは単純に順番間違えちゃって。ゲーム序盤って展開がゆっくりだから、早く先に進めたくってつい先走っちゃいました」
てへぺろでごまかすんじゃないっ。そのせいでこっちは痛い思いしたんだっつうの。
と言っても、アレがあったからわたしも記憶を取り戻せたんだけどさ。
「でもそれからゲームの選択肢がおかしくなってきて」
「ゲームの選択肢?」
「いつもだったらイベントに突入すると、目の前に画面が現れるんです。そこにゲームと同じ三択が表示されて」
タッチパネルを操作をするように、長谷川は手を動かして見せた。
おおう、いかにも異世界転生って感じだな。
「十回越えるくらいまではちゃんと自分で選んでたんだけど、途中からはどうでもよくなって砂時計任せにしちゃってました」
「え? 選択の砂時計まで出現するの?」
うなずく長谷川に未希ってば興味津々。
なんだかだんだんおもしろがってきてたりしない?