断罪ざまぁも冴えない王子もお断り!~せっかく公爵令嬢に生まれ変わったので、自分好みのイケメン見つけて幸せ目指すことにしました~
第54話 お茶会はカオスの調べ
次の日の放課後、ゆいなを連れて裏庭に向かった。
今日は招待する側だからね。早めに行って準備しておかないと。
といっても適当に紅茶と出来合いのクッキーでも並べるつもり。全部ゆいなの魔法でやらせるんだけど。
「あれぇ、ハナコ様、シュン王子がいますよぉ?」
え、なんで山田?
「待っていたぞ、ハナコ」
「しゅ、シュン様、どうしてここに……」
「ハナコが茶会を開くと聞いてな。せっかくだと思って城のパティシエールに特別に菓子を作らせたのだ」
いや、そう言うことを聞いてるんじゃなくってね。
お茶会の席はほとんど準備されてて、飾りつけも無駄に豪華だ。
なぜかダンジュウロウが急ピッチでセッティングをすすめてる。指示を受けた健太も一緒になって手伝ってるし。
健太、なにしとんじゃ、われぇ。
あんだけ山田を足止めしとけって言っといたやろがっ。
目が合ってギリっと睨みつけたら、俺じゃないって必死に首振ってきて。
健太の指さした方には、お菓子をつまみ食いしてるマサトがいた。
それ、つまみ食いってレベルを越えてるんじゃ? ハムスターみたくほっぺたパンパンよ?
ってか、マサトに口止めしとくの忘れてたっ。
今日は招待する側だからね。早めに行って準備しておかないと。
といっても適当に紅茶と出来合いのクッキーでも並べるつもり。全部ゆいなの魔法でやらせるんだけど。
「あれぇ、ハナコ様、シュン王子がいますよぉ?」
え、なんで山田?
「待っていたぞ、ハナコ」
「しゅ、シュン様、どうしてここに……」
「ハナコが茶会を開くと聞いてな。せっかくだと思って城のパティシエールに特別に菓子を作らせたのだ」
いや、そう言うことを聞いてるんじゃなくってね。
お茶会の席はほとんど準備されてて、飾りつけも無駄に豪華だ。
なぜかダンジュウロウが急ピッチでセッティングをすすめてる。指示を受けた健太も一緒になって手伝ってるし。
健太、なにしとんじゃ、われぇ。
あんだけ山田を足止めしとけって言っといたやろがっ。
目が合ってギリっと睨みつけたら、俺じゃないって必死に首振ってきて。
健太の指さした方には、お菓子をつまみ食いしてるマサトがいた。
それ、つまみ食いってレベルを越えてるんじゃ? ハムスターみたくほっぺたパンパンよ?
ってか、マサトに口止めしとくの忘れてたっ。