断罪ざまぁも冴えない王子もお断り!~せっかく公爵令嬢に生まれ変わったので、自分好みのイケメン見つけて幸せ目指すことにしました~
「ハナコ、気をつけて帰ってくれ」
「はい。お気遣いありがとうございます」
わたしがうなずいたのを確認すると、山田はすぐに転移魔法で姿を消した。
よしっ、なに事もなくやり過ごせたぞ!
ゆいなってば、健太なんかよりもずっと役に立つじゃない。
「前から思ってましたけど、シュン王子、ハナコ様の前だとすんごくやさしい顔しますよね~」
「なに言ってるの? シュン様はいつもああでしょう?」
瓶底眼鏡だし、やさしい顔もへったくれもないっつうの。
「そんなことないですよぉ? 見ててホントにハナコ様が好きなんだなって、いつも思いますもん」
は? やめてよ、そんなこと言うの。
「ユイナがハナコ様だったらシュン王子とゴールインするけどなぁ」
「だったら今から頑張りなさいよ。この世界のヒロインはあなたなんだから」
「イヤですよぅ。ユイナはもうケンタ様だけですもん♡」
はいはい、それがずっと続くといいけどね。
疑わしい視線を向けると、ゆいなはあざと可愛く唇を尖らせた。
「はい。お気遣いありがとうございます」
わたしがうなずいたのを確認すると、山田はすぐに転移魔法で姿を消した。
よしっ、なに事もなくやり過ごせたぞ!
ゆいなってば、健太なんかよりもずっと役に立つじゃない。
「前から思ってましたけど、シュン王子、ハナコ様の前だとすんごくやさしい顔しますよね~」
「なに言ってるの? シュン様はいつもああでしょう?」
瓶底眼鏡だし、やさしい顔もへったくれもないっつうの。
「そんなことないですよぉ? 見ててホントにハナコ様が好きなんだなって、いつも思いますもん」
は? やめてよ、そんなこと言うの。
「ユイナがハナコ様だったらシュン王子とゴールインするけどなぁ」
「だったら今から頑張りなさいよ。この世界のヒロインはあなたなんだから」
「イヤですよぅ。ユイナはもうケンタ様だけですもん♡」
はいはい、それがずっと続くといいけどね。
疑わしい視線を向けると、ゆいなはあざと可愛く唇を尖らせた。