断罪ざまぁも冴えない王子もお断り!~せっかく公爵令嬢に生まれ変わったので、自分好みのイケメン見つけて幸せ目指すことにしました~
第60話 そうだ、留学しよう
放課後の図書館で備え付けの机に座って。
広げてるのは初歩魔法の参考書。中身はまぁ小学生レベルで子供でも読めるようなヤツ。
(はぁ……結局補習か……)
魔法学の授業に出られなかったから、放課後にマンツーマンで補習を受けることになっちゃって。
魔法学の先生ってちょっと厳しんだよね。冗談とか通じなさそうなタイプだし、今からホント気が重いよ。
補習の内容は魔法基礎の座学の長時間コースと、魔法をひとつ披露して合格貰えればその場で終了の試験コース。どっちがいい? って先生に聞かれたけど。
試験の方がハードル高いんだよね。前回の結果を越えないと合格もらえないし。
そうなったら座学を選択せざるを得ないワケで。
あの先生、授業中にいちいち質問してきて、答えられないとレポート課してくるんだ。少しくらい勉強しとかないと、あとがもっとたいへんになりそうだよ。
そんなわけで今はゆいなが来るのを待ちながら、健気に自習にいそしんでる。
図書館には独りで来るなって山田に言われてるけど、ここは貸し出しカウンターのすぐそばだからね。司書の教員も何人かいるし、危ない目にはまず合わないって感じ。
それはさておき、ハナコって公爵令嬢だけあって、これまであんま勉強してきてないんだ。
両親もさ、学校の勉強なんてしなくていいよ、それよりも淑女マナーと社交に力入れましょうってスタンスだったし。
くしゃみが出そうになって、備品のティッシュを一枚しゅっと魔法で引き寄せた。
広げてるのは初歩魔法の参考書。中身はまぁ小学生レベルで子供でも読めるようなヤツ。
(はぁ……結局補習か……)
魔法学の授業に出られなかったから、放課後にマンツーマンで補習を受けることになっちゃって。
魔法学の先生ってちょっと厳しんだよね。冗談とか通じなさそうなタイプだし、今からホント気が重いよ。
補習の内容は魔法基礎の座学の長時間コースと、魔法をひとつ披露して合格貰えればその場で終了の試験コース。どっちがいい? って先生に聞かれたけど。
試験の方がハードル高いんだよね。前回の結果を越えないと合格もらえないし。
そうなったら座学を選択せざるを得ないワケで。
あの先生、授業中にいちいち質問してきて、答えられないとレポート課してくるんだ。少しくらい勉強しとかないと、あとがもっとたいへんになりそうだよ。
そんなわけで今はゆいなが来るのを待ちながら、健気に自習にいそしんでる。
図書館には独りで来るなって山田に言われてるけど、ここは貸し出しカウンターのすぐそばだからね。司書の教員も何人かいるし、危ない目にはまず合わないって感じ。
それはさておき、ハナコって公爵令嬢だけあって、これまであんま勉強してきてないんだ。
両親もさ、学校の勉強なんてしなくていいよ、それよりも淑女マナーと社交に力入れましょうってスタンスだったし。
くしゃみが出そうになって、備品のティッシュを一枚しゅっと魔法で引き寄せた。