断罪ざまぁも冴えない王子もお断り!~せっかく公爵令嬢に生まれ変わったので、自分好みのイケメン見つけて幸せ目指すことにしました~
「ふむ、前例がないわけではないが、行ったのはみな男ばかりゆえな。しかしハナコ嬢が望むなら、わしが後ろ盾をしてやれぬこともない」
「本当ですの? わたくしうれしいですわ!」
リュシアン様の協力があれば、安心して行って来れそう。
「その前に冬休みに一度、イタリーノ国に遊びに来ないかと誘われておりまして」
「ならばわしもハナコ嬢について行くとするかな。国王時代に何度か訪問したことはあるが、公務ばかりで楽しむどころではなかったからのぅ」
「まぁ、ぜひ! わたくしもリュシアン様とご一緒したいですわ」
リュシアン様がいれば、ロレンツォもわたしに変なことはできないだろうし。
そのことだけネックに思ってたんだよね。来てくれるとホント助かるよ!
「ダメだ、ハナコ!」
「しゅ、シュン様!?」
ふぉっ、びっくりしたっ。急に背後にあらわれないでっ。
っていうか、なにがダメだってのよ?
「冬にイタリーノに行くなど許可できない。まして留学などもっての外だ」
「まぁ、なぜシュン様がそのようなことをおっしゃいますの?」
「ヤーマダ国の王子として言っている。いくらハナコでもそのようなことは認められない」
そんなこと言って、ハナコだからこそ許せないんじゃないの?
リュシアン様だって了承してくれてることなのに。
「本当ですの? わたくしうれしいですわ!」
リュシアン様の協力があれば、安心して行って来れそう。
「その前に冬休みに一度、イタリーノ国に遊びに来ないかと誘われておりまして」
「ならばわしもハナコ嬢について行くとするかな。国王時代に何度か訪問したことはあるが、公務ばかりで楽しむどころではなかったからのぅ」
「まぁ、ぜひ! わたくしもリュシアン様とご一緒したいですわ」
リュシアン様がいれば、ロレンツォもわたしに変なことはできないだろうし。
そのことだけネックに思ってたんだよね。来てくれるとホント助かるよ!
「ダメだ、ハナコ!」
「しゅ、シュン様!?」
ふぉっ、びっくりしたっ。急に背後にあらわれないでっ。
っていうか、なにがダメだってのよ?
「冬にイタリーノに行くなど許可できない。まして留学などもっての外だ」
「まぁ、なぜシュン様がそのようなことをおっしゃいますの?」
「ヤーマダ国の王子として言っている。いくらハナコでもそのようなことは認められない」
そんなこと言って、ハナコだからこそ許せないんじゃないの?
リュシアン様だって了承してくれてることなのに。