断罪ざまぁも冴えない王子もお断り!~せっかく公爵令嬢に生まれ変わったので、自分好みのイケメン見つけて幸せ目指すことにしました~
わたしの叫びと銃声が重なって。
とっさに山田を遠くへ突き飛ばした。
不思議な話なんだけど、こういう瞬間って何もかもがゆっくりに見えるんだ。
ド級のピンチを前に、冷静に観察してる自分がいたりして。
山田の立ち位置と入れ替わったわたし。
間違いなく心臓直撃。
そんな軌道で弾丸が近づいて来る。
大好きなひとを守れたんだもの。
悪役令嬢に生まれたわりには、そう悪くない結末じゃない?
「なんて言うと思ったら大間違いですわっ」
わたしは誇り高き公爵令嬢。
こんなところでくたばってたまるもんですか!
(ノーイケメン・ノーライフ……!!)
ありったけの魔力を解放して、転移魔法を発動させた。
今こそ目覚めよ、わたしのチカラ!
あのとき一回できたんだから、今だってできるに決まってる!
特有の浮遊感に包まれて、すぐに足が地に着いた。
瞬間、肩に衝撃を受けて――。
とっさに山田を遠くへ突き飛ばした。
不思議な話なんだけど、こういう瞬間って何もかもがゆっくりに見えるんだ。
ド級のピンチを前に、冷静に観察してる自分がいたりして。
山田の立ち位置と入れ替わったわたし。
間違いなく心臓直撃。
そんな軌道で弾丸が近づいて来る。
大好きなひとを守れたんだもの。
悪役令嬢に生まれたわりには、そう悪くない結末じゃない?
「なんて言うと思ったら大間違いですわっ」
わたしは誇り高き公爵令嬢。
こんなところでくたばってたまるもんですか!
(ノーイケメン・ノーライフ……!!)
ありったけの魔力を解放して、転移魔法を発動させた。
今こそ目覚めよ、わたしのチカラ!
あのとき一回できたんだから、今だってできるに決まってる!
特有の浮遊感に包まれて、すぐに足が地に着いた。
瞬間、肩に衝撃を受けて――。