断罪ざまぁも冴えない王子もお断り!~せっかく公爵令嬢に生まれ変わったので、自分好みのイケメン見つけて幸せ目指すことにしました~
「あなたたち、こんな場所でみっともないわね。一体なにを揉めていると言うの?」
「ユイナがさ、マサト先輩相手にいまだイベントこなしてたから」
「しょうがないじゃん、まだゲームの時間軸なんだよ? イベントに突入したら強制参加でわたしにも止められないんだもん!」
おお、ゲームのことなんてすっかり忘れてた。
しかし強制力ってまだ残ってたんだな。
そのとき学園のチャイムが鳴り響いて。
「あ、エンディング・ベルだ……」
「エンディング・ベル?」
「ゲームのラストシーンで鳴らされるんです。このあと名場面スチルと一緒に、スタッフロールが流れ始めるんですけど……」
そこまで言って、ゆいなはポロポロと涙をこぼし始めた。
いつもなら演技おつって思うトコだけど。
なんだかマジ泣きしてるみたいで、わたしもちょっと面食らっちゃった。
「ゆ、ユイナ!? ごめん、俺が言い過ぎた!」
あわてた健太がゆいなのことを抱き寄せる。
否定するように、ゆいなは小さく首を横に振った。
「ユイナがさ、マサト先輩相手にいまだイベントこなしてたから」
「しょうがないじゃん、まだゲームの時間軸なんだよ? イベントに突入したら強制参加でわたしにも止められないんだもん!」
おお、ゲームのことなんてすっかり忘れてた。
しかし強制力ってまだ残ってたんだな。
そのとき学園のチャイムが鳴り響いて。
「あ、エンディング・ベルだ……」
「エンディング・ベル?」
「ゲームのラストシーンで鳴らされるんです。このあと名場面スチルと一緒に、スタッフロールが流れ始めるんですけど……」
そこまで言って、ゆいなはポロポロと涙をこぼし始めた。
いつもなら演技おつって思うトコだけど。
なんだかマジ泣きしてるみたいで、わたしもちょっと面食らっちゃった。
「ゆ、ユイナ!? ごめん、俺が言い過ぎた!」
あわてた健太がゆいなのことを抱き寄せる。
否定するように、ゆいなは小さく首を横に振った。