断罪ざまぁも冴えない王子もお断り!~せっかく公爵令嬢に生まれ変わったので、自分好みのイケメン見つけて幸せ目指すことにしました~
「とにかくロレンツォルートはなしってことでいい?」
「うん」
「じゃあ王子含めた四人、まだ起きてないイベント見て行こうか」
「ケンタも入れるの?」
「もちろん。ケンタルートはあんたがケンタに串刺しにされるってエンドもあるからね?」
ひえっ、平然とコワいこと言わないでっ。
「でもさぁ、ユイナってゲームの内容知ってるんでしょう? こっちから話もちかけて、協力してあげれば話は早いんじゃ」
「それも考えたんだけど……あんたが死ぬことが条件のエンド、黙って受け入れられる?」
「む、無理っ」
「でしょ? まぁ交渉の余地はあるって思うけど」
「とりあえず、ご教授よろしくお願いしまっす!」
もう未希だけが頼りだ。
「言っとくけど、わたしも詳細を全部覚えてるわけじゃないからね? 見落としとか思い違いもあるってこと、頭に入れといて」
真剣に言う未希に、わたしは頷いた。
それでもあるのとないのじゃ大違いだ。
乗り切るべきは卒業パーティーのイベントまで。
そこを越えれば、自由な世界が待っている。
今は未希と二人三脚で頑張ろう。
最後にこの手に掴むのは、イケメンと過ごすキャッキャウフフな日々だと信じて。
「うん」
「じゃあ王子含めた四人、まだ起きてないイベント見て行こうか」
「ケンタも入れるの?」
「もちろん。ケンタルートはあんたがケンタに串刺しにされるってエンドもあるからね?」
ひえっ、平然とコワいこと言わないでっ。
「でもさぁ、ユイナってゲームの内容知ってるんでしょう? こっちから話もちかけて、協力してあげれば話は早いんじゃ」
「それも考えたんだけど……あんたが死ぬことが条件のエンド、黙って受け入れられる?」
「む、無理っ」
「でしょ? まぁ交渉の余地はあるって思うけど」
「とりあえず、ご教授よろしくお願いしまっす!」
もう未希だけが頼りだ。
「言っとくけど、わたしも詳細を全部覚えてるわけじゃないからね? 見落としとか思い違いもあるってこと、頭に入れといて」
真剣に言う未希に、わたしは頷いた。
それでもあるのとないのじゃ大違いだ。
乗り切るべきは卒業パーティーのイベントまで。
そこを越えれば、自由な世界が待っている。
今は未希と二人三脚で頑張ろう。
最後にこの手に掴むのは、イケメンと過ごすキャッキャウフフな日々だと信じて。