断罪ざまぁも冴えない王子もお断り!~せっかく公爵令嬢に生まれ変わったので、自分好みのイケメン見つけて幸せ目指すことにしました~
「それにしてもさ、未希はどうして昨日わたしが生徒会室にいるって分かったの?」
「ああ、それは目撃情報もあったんだけど……」
「あったんだけど?」
変な場所で言葉を切ったかと思うと、未希がぐっと顔を近づけてきた。
「ところで今、制服ってどこにある?」
「へ? 制服? 制服ならクローゼットにしまってあるけど……」
「そう」
なんでいきなりその質問? てか、なんで小声?
「やっぱ気づいてなかったんだ。制服の学年リボン、あるでしょ?」
学年リボンってのは制服の襟元にあるリボンのことだ。
真ん中にブローチが付いていて、その色が学年ごとに違ってる。だから学年リボンって呼ばれてるんだけど。
「それがどうかしたの?」
「アレについてるあんたのブローチ、魔力でGPSになってるから」
「は? GPS?」
「それ付けたの多分、シュン王子。ここだけの話ね」
「山田がっ!?」
どうりで隠れても見つけ出されるワケだ。山田のヤツ、今度問い詰めてシメてやるっ。
「ああ、それは目撃情報もあったんだけど……」
「あったんだけど?」
変な場所で言葉を切ったかと思うと、未希がぐっと顔を近づけてきた。
「ところで今、制服ってどこにある?」
「へ? 制服? 制服ならクローゼットにしまってあるけど……」
「そう」
なんでいきなりその質問? てか、なんで小声?
「やっぱ気づいてなかったんだ。制服の学年リボン、あるでしょ?」
学年リボンってのは制服の襟元にあるリボンのことだ。
真ん中にブローチが付いていて、その色が学年ごとに違ってる。だから学年リボンって呼ばれてるんだけど。
「それがどうかしたの?」
「アレについてるあんたのブローチ、魔力でGPSになってるから」
「は? GPS?」
「それ付けたの多分、シュン王子。ここだけの話ね」
「山田がっ!?」
どうりで隠れても見つけ出されるワケだ。山田のヤツ、今度問い詰めてシメてやるっ。