断罪ざまぁも冴えない王子もお断り!~せっかく公爵令嬢に生まれ変わったので、自分好みのイケメン見つけて幸せ目指すことにしました~
第19話 ユイナとゲームの強制力
無駄に大きなベッドの上で、わたしと未希と健太で輪になって座った。
真ん中には飲み物とお菓子の乗ったトレー。今夜はパジャマパーティーだから、普段着の健太にはナイトキャップをかぶせておいた。
(こういうのは雰囲気大事だし)
そんなおかしなことにこだわるくらい、わたしは動揺してたんだと思う。
「ケンタって、ほんとに弟の健太なの?」
いや、今も弟なんだけどさ。やっぱわたしかなり動揺してる。
「うん、姉ちゃん。俺、中身は森健太」
「うわっ、そのしゃべり方! やっぱ本物の健太だっ」
感動のあまり抱きついた。
健太も照れくさそうに背中をポンポンしてくれる。
「やっぱりね、そうじゃないかってちょっと前から思ってたんだ。飲み物こぼれる。いいから華子は今すぐ落ちつけ」
未希ちゃん冷たいっ。
感動の再会じゃん。って顔は毎日合わせてたけど。
「でも未希はどうして健太に記憶があるって分かったの?」
「さっきも言ったけど、健太はあのゲーム……『トキメキずっきゅん♡ピュアLOVEドキドキ☆マジカル学園』のプレイ経験あったからね」
健太ってば乙女ゲームなんかやってたんか。
ってか、タイトルダサっ。
真ん中には飲み物とお菓子の乗ったトレー。今夜はパジャマパーティーだから、普段着の健太にはナイトキャップをかぶせておいた。
(こういうのは雰囲気大事だし)
そんなおかしなことにこだわるくらい、わたしは動揺してたんだと思う。
「ケンタって、ほんとに弟の健太なの?」
いや、今も弟なんだけどさ。やっぱわたしかなり動揺してる。
「うん、姉ちゃん。俺、中身は森健太」
「うわっ、そのしゃべり方! やっぱ本物の健太だっ」
感動のあまり抱きついた。
健太も照れくさそうに背中をポンポンしてくれる。
「やっぱりね、そうじゃないかってちょっと前から思ってたんだ。飲み物こぼれる。いいから華子は今すぐ落ちつけ」
未希ちゃん冷たいっ。
感動の再会じゃん。って顔は毎日合わせてたけど。
「でも未希はどうして健太に記憶があるって分かったの?」
「さっきも言ったけど、健太はあのゲーム……『トキメキずっきゅん♡ピュアLOVEドキドキ☆マジカル学園』のプレイ経験あったからね」
健太ってば乙女ゲームなんかやってたんか。
ってか、タイトルダサっ。