ice cream
何かわからない私はコロッケも買わずに、走って学校にむかった。小雨がぱらぱら降ってきて、雨がとっても冷たい。傘を持ってこればよかった・・・。

校門に着くと、先生に止められた。

「おいっ!!スカートが短いぞっ」

「わかってるよぉ。あとで直しとくからっ」

「ちょっと、まちなさい・・・」

先生の話も、まともに聞かずに、私は、階段をかけあがった。はぁはぁ言いながらクラスのドアを開けると、そこには、人だかりができてた。その中には、桃もいたと思う。

「侑!!はやくぅ」

私は、人だかりの中に、すいこまれていった。

「コロッケ屋さんで、ずっと待ってたんだからねっ。」

「ごめん、ごめん。それより、さあ、これ見てよっ」

桃から手渡されたのは、幼馴染の翼から、桃にあてたメールだった。

「もう、何?」



”速報!! 2年B組に男子の転校生が来る。”


「だから?」

「だからっ・・・何それ、乗り悪いなぁ。」

「だって・・・。」


私は、男になんて興味がなかった。

むしろ、嫌いだった。男なんて、いなければいいと、思ってた。

そんな私になってしまったのは、1年前のあの日から・・・。








その日は、雨が降っていた。

そんな中、私は、彼を待っていた。

傘もささずに、ずっと、ずっと、待ち続けていた。




だけど彼は、何時間待っても、来ることは無かった。




あきらめ、私は一人で家へとむかっていた。

裏切られた気持ちで、いっぱいだった。

悔しくて、涙も出なかった。

家へと向かう帰り道で、私が見たもの、それは

「だ・・れ・・・?」

彼が私の知らない女と公園でキスをしている。

彼は幸せそうな声で、こういった。

「おまえのこと、絶対守ってやるからな。」

私も彼に同じ事を言われ、私は彼に心を許したんだ。なのに・・・・

走って、その場から逃げた。

ココにいちゃいけないきがした。




絶対、恋なんかしない。

男なんか信用しない。




私は自分の心に、誓った。







































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