運命の人、お待ちしています!
「わっ!」
「ほ、星詠くん⁉︎」
星詠くんは豪快に転んでしまった。
「め、眼鏡……」
「だ、大丈夫⁉︎ ケガしてない⁉︎」
私は手を差し伸べた。
「ごめんなさい。僕、不注意でよく転んでしまうんです。直したいのですが」
わっ……星詠くんって眼鏡外すと雰囲気変わるんだなぁ。
和泉がイケメンなら星詠くんは美人さんって感じ。
「星詠くんって眼鏡外すと雰囲気変わるんだね!」
「み、み、見ないでくださいっ」
「えっ。ごめんなさい」
「め、眼鏡外した姿を人前に晒す機会はあまり無いので恥ずかしい……です」
うわ、顔真っ赤だ!
「はい、眼鏡どうぞ」
「あ、ありがとうございます」
眼鏡を渡すと、星詠くんはすぐに眼鏡をかけ直す。
「大丈夫。美人さんだよ! 星詠くん!」
「び、美人?」
「あ、男子に美人って言うのも変かぁ」
「いえ。あ、ありがとうございます。恥ずかしい気持ち、ちょっと消えました」
すっごくシャイな子なんだなぁ。
「それなら良かった!」
「あ、そうそう。こちらを渡そうとしたのでした」
星詠くんはカバンから小さなお守りを出した。
「幸せ守り?」
「たまたま持ち歩いてましたので」
「可愛い! レースのお守りなんだ!」
「夢咲さんが素敵な方と恋できますように」
星詠くんはお守りを握りしめながら言った。
「えっ!」
「僕の祈りを込めておきましたのでどうぞ。星詠祈だけに……」
私は星詠くんからお守りを受け取る。
「も、もしかしてさっきの私の自己紹介を真似て?」
「そ、そんなところです!」
「超すべったのにっ」
「僕は面白いと思いましたから」
「ありがとう! すべって傷心だった私の心が救われたよ! このお守りがあれば大丈夫な気がする!」
「お守りでよろしかったですか?」
「うん! ちょうど縁結びのお守りとか欲しかったし!」
「なら、良かったです」
なんだか心強いな、このお守り!
「ほ、星詠くん⁉︎」
星詠くんは豪快に転んでしまった。
「め、眼鏡……」
「だ、大丈夫⁉︎ ケガしてない⁉︎」
私は手を差し伸べた。
「ごめんなさい。僕、不注意でよく転んでしまうんです。直したいのですが」
わっ……星詠くんって眼鏡外すと雰囲気変わるんだなぁ。
和泉がイケメンなら星詠くんは美人さんって感じ。
「星詠くんって眼鏡外すと雰囲気変わるんだね!」
「み、み、見ないでくださいっ」
「えっ。ごめんなさい」
「め、眼鏡外した姿を人前に晒す機会はあまり無いので恥ずかしい……です」
うわ、顔真っ赤だ!
「はい、眼鏡どうぞ」
「あ、ありがとうございます」
眼鏡を渡すと、星詠くんはすぐに眼鏡をかけ直す。
「大丈夫。美人さんだよ! 星詠くん!」
「び、美人?」
「あ、男子に美人って言うのも変かぁ」
「いえ。あ、ありがとうございます。恥ずかしい気持ち、ちょっと消えました」
すっごくシャイな子なんだなぁ。
「それなら良かった!」
「あ、そうそう。こちらを渡そうとしたのでした」
星詠くんはカバンから小さなお守りを出した。
「幸せ守り?」
「たまたま持ち歩いてましたので」
「可愛い! レースのお守りなんだ!」
「夢咲さんが素敵な方と恋できますように」
星詠くんはお守りを握りしめながら言った。
「えっ!」
「僕の祈りを込めておきましたのでどうぞ。星詠祈だけに……」
私は星詠くんからお守りを受け取る。
「も、もしかしてさっきの私の自己紹介を真似て?」
「そ、そんなところです!」
「超すべったのにっ」
「僕は面白いと思いましたから」
「ありがとう! すべって傷心だった私の心が救われたよ! このお守りがあれば大丈夫な気がする!」
「お守りでよろしかったですか?」
「うん! ちょうど縁結びのお守りとか欲しかったし!」
「なら、良かったです」
なんだか心強いな、このお守り!