運命の人、お待ちしています!
「大事にするね!」
「では、僕はこれで……」
「ま、待って! もう一個だけお願いして良い?」
「何でしょうか?」
「和泉がホッシーって呼ぶなら私は祈くんって呼んでも良いかな!」
「えっ」
「だってみーんな苗字の方ばっかで呼ぶし! 祈って素敵なお名前があるのに!」
「素敵なお名前ですか?」
「そうだよ! だめかな? まあ、単刀直入に言うと友達になりませんかって話」
あ、やばいな。
人見知りの人にグイグイ行きすぎかな。
さっき先生にグイグイ行きすぎってつっこんでたくせに!
「か、構いませんよ」
「本当⁉︎ ありがとう!」
「名前で呼ばれるのちょっと照れますけど、家族以外から殆ど呼ばれる事無いから……」
「あの、無理してない?」
「いえ。ひ、人見知りが酷いだけで人嫌いなわけではないので……その、夢咲さんなら大丈夫だと思いましたから」
「大丈夫って?」
「僕と関わったら呪われるって思ったりだとか、僕の力を利用するって感じが夢咲さんからは感じられないので」
すごくスピリチュアルな事言ってる!
でも、今迄周りにそういう人多かったのかな。
「私なら絶対大丈夫! なんならそういう奴いたらぶっ飛ばしてあげるから!」
「ありがとうございます。それでは改めてよろしくお願いしますね」
「あ、連絡先交換しよ!」
「あ、はい」
祈くんが今迄友達らしい友達作らなかったのって周りのせいなんだろうな。
父親は占い界隈で有名な人だし、特別な力を持ちすぎてるから中には嫉妬したり嫌悪の対象とする人がいてもおかしくない。
和泉からは付き合っても問題ない一人として名前挙げられたけど、祈くんとはまず友達になりたいかな。
というか祈くんから素敵な人と恋が出来ますようにって祈られちゃった以上申し訳ないし、違う人を候補にしよう。
それにやっぱり誰かから勧められて簡単に好きになれるとは思わない。
私の好きは私の心が決めるしかないから。
気になった人が出来たら都度和泉に大丈夫か確認すれば予防は出来るし。
でも、どの名前挙げても却下されたのがすごく先行き不安!
「では、僕はこれで……」
「ま、待って! もう一個だけお願いして良い?」
「何でしょうか?」
「和泉がホッシーって呼ぶなら私は祈くんって呼んでも良いかな!」
「えっ」
「だってみーんな苗字の方ばっかで呼ぶし! 祈って素敵なお名前があるのに!」
「素敵なお名前ですか?」
「そうだよ! だめかな? まあ、単刀直入に言うと友達になりませんかって話」
あ、やばいな。
人見知りの人にグイグイ行きすぎかな。
さっき先生にグイグイ行きすぎってつっこんでたくせに!
「か、構いませんよ」
「本当⁉︎ ありがとう!」
「名前で呼ばれるのちょっと照れますけど、家族以外から殆ど呼ばれる事無いから……」
「あの、無理してない?」
「いえ。ひ、人見知りが酷いだけで人嫌いなわけではないので……その、夢咲さんなら大丈夫だと思いましたから」
「大丈夫って?」
「僕と関わったら呪われるって思ったりだとか、僕の力を利用するって感じが夢咲さんからは感じられないので」
すごくスピリチュアルな事言ってる!
でも、今迄周りにそういう人多かったのかな。
「私なら絶対大丈夫! なんならそういう奴いたらぶっ飛ばしてあげるから!」
「ありがとうございます。それでは改めてよろしくお願いしますね」
「あ、連絡先交換しよ!」
「あ、はい」
祈くんが今迄友達らしい友達作らなかったのって周りのせいなんだろうな。
父親は占い界隈で有名な人だし、特別な力を持ちすぎてるから中には嫉妬したり嫌悪の対象とする人がいてもおかしくない。
和泉からは付き合っても問題ない一人として名前挙げられたけど、祈くんとはまず友達になりたいかな。
というか祈くんから素敵な人と恋が出来ますようにって祈られちゃった以上申し訳ないし、違う人を候補にしよう。
それにやっぱり誰かから勧められて簡単に好きになれるとは思わない。
私の好きは私の心が決めるしかないから。
気になった人が出来たら都度和泉に大丈夫か確認すれば予防は出来るし。
でも、どの名前挙げても却下されたのがすごく先行き不安!