運命の人、お待ちしています!
祈くんの言葉はすごくピュアで真っ直ぐだなぁ。
「ずっと私がダメなんだって思ってたから」
「夢咲さんは全然ダメじゃないです! お守り褒めてくださったのも、心配して屋上まで来てくださったのも嬉しかったんです。そんな夢咲さんを傷つけていいって思う方が異常です」
「あ、ありがとう」
「僕は誰からも気に留められない存在だと思ってましたから、夢咲さんが助けてくれる度嬉しいんですよ」
「これからは私がたくさん祈くんを助けるからねっ」
「ぼ、僕も夢咲さんの力になりますから」
「うん!」
祈くんに自分の事を肯定してもらえて嬉しかった。
あのバカ和泉よりずっと聖人だ、祈くんは。
祈くんと友達になれて嬉しい。
「やっぱパーティールームって超アガるよねっ」
「あいきゃん、マラカスとタンバリン両方やるわけ?」
「うん! 盛り上げまくるよ!」
「リズム感絶望的なのにっ! こないだ3人で撮ったtoktokkoのダンス動画、愛花だけズレまくってたし」
「変顔で誤魔化したから大丈夫だってー!」
「女子としてそれもどうなんー?」
真凜は部活で後から参加の為、私はココと祈くんと一緒にカラオケへ。
「ほしほし、顔マジ暗いよーっ?」
「ほ、ほしほし?」
「カラオケなんてノリで何とかなるからさ!」
ココは祈くんの背中をばしばし叩きながら言う。
「ホッシー! こっちこっち!」
「い、和泉さん……」
「俺の隣おいでよ? ホッシー」
和泉は祈くんを呼ぶ。
和泉の左隣にはゴンさん。
なるほど、ゴンさんも見た目厳つくて女子からは話しかけづらいと思われてるし、祈くんも特殊な力があるから不気味がられていて女子を寄せ付けない。
あいつ、絶対に隣に女子を座らせないつもりだ!
「えー。和泉くんの隣狙ってたのにっ」
「ねー! 最悪ぅ」
まさかクラスの女子みんな参加希望出すとはね。
バイト休んでまで参加するって子もいた。
みんな和泉様が取り仕切るイベントに参加したいんだ。
私は歌いたいから来ただけだけどね!
でも、女子を隣に座らせない和泉の判断は正しい。
和泉狙いの女子達がギスギスしまくる最悪な空間となり、カラオケの楽しさもきっと半減する。
「ずっと私がダメなんだって思ってたから」
「夢咲さんは全然ダメじゃないです! お守り褒めてくださったのも、心配して屋上まで来てくださったのも嬉しかったんです。そんな夢咲さんを傷つけていいって思う方が異常です」
「あ、ありがとう」
「僕は誰からも気に留められない存在だと思ってましたから、夢咲さんが助けてくれる度嬉しいんですよ」
「これからは私がたくさん祈くんを助けるからねっ」
「ぼ、僕も夢咲さんの力になりますから」
「うん!」
祈くんに自分の事を肯定してもらえて嬉しかった。
あのバカ和泉よりずっと聖人だ、祈くんは。
祈くんと友達になれて嬉しい。
「やっぱパーティールームって超アガるよねっ」
「あいきゃん、マラカスとタンバリン両方やるわけ?」
「うん! 盛り上げまくるよ!」
「リズム感絶望的なのにっ! こないだ3人で撮ったtoktokkoのダンス動画、愛花だけズレまくってたし」
「変顔で誤魔化したから大丈夫だってー!」
「女子としてそれもどうなんー?」
真凜は部活で後から参加の為、私はココと祈くんと一緒にカラオケへ。
「ほしほし、顔マジ暗いよーっ?」
「ほ、ほしほし?」
「カラオケなんてノリで何とかなるからさ!」
ココは祈くんの背中をばしばし叩きながら言う。
「ホッシー! こっちこっち!」
「い、和泉さん……」
「俺の隣おいでよ? ホッシー」
和泉は祈くんを呼ぶ。
和泉の左隣にはゴンさん。
なるほど、ゴンさんも見た目厳つくて女子からは話しかけづらいと思われてるし、祈くんも特殊な力があるから不気味がられていて女子を寄せ付けない。
あいつ、絶対に隣に女子を座らせないつもりだ!
「えー。和泉くんの隣狙ってたのにっ」
「ねー! 最悪ぅ」
まさかクラスの女子みんな参加希望出すとはね。
バイト休んでまで参加するって子もいた。
みんな和泉様が取り仕切るイベントに参加したいんだ。
私は歌いたいから来ただけだけどね!
でも、女子を隣に座らせない和泉の判断は正しい。
和泉狙いの女子達がギスギスしまくる最悪な空間となり、カラオケの楽しさもきっと半減する。