好きだなんて、【完】



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<6 凪くん         ☎︎ ≡
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土曜日午後から仕事
だから朝から来て。 18:52


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数年ぶりに来た凪くんからの連絡は、想像通り淡白な文章だった。



だけど、それが嬉しくて心が躍って、なかなか寝付けなかった。



土曜日の朝、隣の家に行くだけのはずなのに、一番お気に入りの服を着て、髪だって巻いた。



…勉強するだけなのに、ちょっと気合い入れすぎたかな?



一番大事な勉強道具を忘れそうになったけど、取りに戻っていざ玄関を出る。



「ふぅー」



霧沢家の前で深呼吸



いつもインターフォンなんて押さずに入るけど、今日はやっぱり緊張する。



決心して、ドアノブに手をかけた瞬間、



玄関のドアが開いて、バランスを崩しそうになる

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