この想いあなたに届け
また、頭がゆらゆらしている。

あ!また頭ぶつける!

私はそう思ってとっさにシートと窓の隙間から手を伸ばした。

案の定頭は窓の方に揺れて私の手に頭が当たった。

私の手は窓にぶつけたけど笑笑笑笑

広くんが起きて、私の方に振り返った。

「なんで?」

「なんでってまたぶつけそうだったから笑笑」

「サンキュー」

そんな感じで行きは会話をした。

問題は帰りのバス。

帰りのバスもだいたいの人は寝ている。

私と広くんは顧問の先生と話しながら帰った。

広くんと先生は通路挟んで隣だったので私は広くんの補助席に頬杖をついて話していた。
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