この想いあなたに届け

卒業

私たちは無事卒業式を迎えた。

卒業証書を貰い、歌を歌う時になった。

私は感情移入しすぎて泣いてしまった。

隣から鼻をすする音がした。

隣は広くん。

隣を見れないまま退場になった。

そこでやっと隣を見ることができたので隣を見ると目を赤くした広くんがいた。

退場して、いろいろ教室で済ませて、みんなで写真を撮ったりした。

広くんとツーショットを撮ることに成功し、もう、帰ろうとしていたらお母さんが肩を叩いた。

「あんた、広くんと腕組んで写真撮ってるよいいの?」

「いいもなにも私はもう十分だから」

「もう、写真撮れないんだよ?行ってこい!」

お母さんはそう言って私の腕を引っ張って連れていかれた。
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