これからも、一緒にいたい~友達以上恋人未満のふたり
ふふっと微笑みながら佐藤涼太先輩はタブレットの操作方法を丁寧に教えてくれた。
学校での先輩は全く笑わないイメージだったし、先生と大声で喧嘩もしていた。
今、目の前にいる先輩は、先輩がSNSに載せている写真みたいに、優しい。
学校では怖いイメージだったけれど、優しくて。
そのギャップに胸の辺りがキュンとなる。
「食べたいの選んどいて?」
そう言って佐藤涼太先輩はテーブルの上に置いてある醤油皿に醤油、そして湯のみにお茶も入れてくれた。
私も何かしなくちゃと、手ふきと箸を準備した。そしてふたりとも注文を済まし、落ち着いたところで先輩に、きちんと目を合わせて「卒業おめでとうございます」と直接伝えた。
すると「ありがとう」って微笑んでくれた。
たまごやサーモン……注文したお寿司が次々に目の前に流れて来る。食べながら先輩は言った。
「メッセージで写真、好きって言ってくれてありがとう」
「……あの、本当に佐藤涼太先輩の写真が大好きです」
「……なんか、照れるな」
先輩はふふっとまた笑った。
笑った姿も本当にかっこいい。
「最近SNSを更新していなくて、心配でした」
「SNS、辞めようかな?って迷ってたんだ」
「えっ?」
学校での先輩は全く笑わないイメージだったし、先生と大声で喧嘩もしていた。
今、目の前にいる先輩は、先輩がSNSに載せている写真みたいに、優しい。
学校では怖いイメージだったけれど、優しくて。
そのギャップに胸の辺りがキュンとなる。
「食べたいの選んどいて?」
そう言って佐藤涼太先輩はテーブルの上に置いてある醤油皿に醤油、そして湯のみにお茶も入れてくれた。
私も何かしなくちゃと、手ふきと箸を準備した。そしてふたりとも注文を済まし、落ち着いたところで先輩に、きちんと目を合わせて「卒業おめでとうございます」と直接伝えた。
すると「ありがとう」って微笑んでくれた。
たまごやサーモン……注文したお寿司が次々に目の前に流れて来る。食べながら先輩は言った。
「メッセージで写真、好きって言ってくれてありがとう」
「……あの、本当に佐藤涼太先輩の写真が大好きです」
「……なんか、照れるな」
先輩はふふっとまた笑った。
笑った姿も本当にかっこいい。
「最近SNSを更新していなくて、心配でした」
「SNS、辞めようかな?って迷ってたんだ」
「えっ?」