御曹司は高嶺の花に愛を刻む

〜菜由side〜

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陽平と再会した後、蕎麦を食べて、デスクについてしばらくすると、携帯がなった。

陽平かな!?

私はすぐに携帯を手に取る。

なんで、こんなにワクワクするんだろ。

そしてメールを開けば、

"菜由。遊びいくぞ。いつ行ける?"

だった。
漢字教えたっけ?

土曜日の午前中はママのお見舞いに行くから、その後からなら大丈夫だ。

"土曜日の午後からなら遊び行けるぜ"

"了解。楽しみだぜ。また後で連絡するぜ"

合わせてきたな。
クスッと笑ってしまった。

陽平って、ノリ意外といいよね。

一見、クールそうにも見えるけど、かなりフランクにしても、驚かないで、付き合ってくれる。

"陽平って何歳?"

"29"

3個上だったんだ。
ふふふっ

"やっと会えたね"

"会えて良かった"

"私も。会いたかった。すごく。"

そう、打とうとして、やめた。
直接言いたいと思ったから。

そして、デスクの電話が鳴って、仕事モードに切り替えてあっという間に、定時になった。
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