御曹司は高嶺の花に愛を刻む
もうダメだ。

限界だ。


俺は菜由の手を取ると、ショーも途中なのに、遊園地から飛び出すように出て、直ぐ近くのリゾートホテルに入って、スイートをとった。

だいたいスイートは空いてる。
遊園地内はさすがに無理だろうけど。

そのまま、スタスタと菜由の手を引いて、スイートに入る。


「え?ちょ!陽平?」

「もう、無理だ。抱かせろ」

「汗かいたし、シャワー先に浴びよ?」

耳のカチューシャをまだ付けたまま、菜由は俺を見上げる。

かわいい。
言う事を聞いてやりたくなる。

ベッドに直行する所だったけど、シャワールームになくなく変更した。

有無を言わさず、一緒に入る。

お互い、シャワーを浴びながら結局我慢できずにキスを始める。

ボディーソープが流れる。

そしてシャワールームに、キスの音が響く。

菜由の綺麗な肌に、吸い込まれるように口を付ければ、甘い声が響く。

「んッ、、、、」

全身にキスを降らせる。
シャワーを浴びながら、菜由に溺れる。

背中から腰に。
腰のワンポイントを舌でなぞる。

「ハァ、、、、」

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