御曹司は高嶺の花に愛を刻む
------

部屋まで我慢出来ずに、エレベーターのなかで貪るようにキスをする。

「んッ、、」

こんなに、部屋は遠かったか?

1分1秒が長い。

菜由を感じたくて、おかしくなってしまう。

菜由も、情欲の籠る瞳を隠そうとしない。

もっと。

と言っているのが嫌でも伝わる。


部屋に入った途端、待ち切れなかった俺たちはキスをしながら、自分の服を脱いでいく。

早く。早く。

気持ちが焦る。

全ての服を脱ぎ捨てた俺たちは、強く抱きしめ合う。

菜由の吸い付くような滑らかな肌と、心地よい体温。
早く繋がりたい。

菜由の中心をキスをしながら触れば、もうトロトロになっている。

菜由も欲しいんだな。

俺を余計に興奮させる。

「いいか?」

「陽平。お願い。早く」

懇願するように、俺を見つめる瞳は、これまで以上に魅惑的で、俺は我慢出来ずに、菜由の背中を壁側に押し付け、片足を持ち上げると一気に奥へ貫いた。
< 177 / 228 >

この作品をシェア

pagetop