御曹司は高嶺の花に愛を刻む
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〜菜由side〜

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今日は、両家を集めて改めて結婚の挨拶と、婚姻届けにサインをもらうべく、両親の顔合わせも兼ねて食事会を開く。

うちには、フロリダから帰ったあと、陽平もついて来て、結婚の許可をもらいにパパとママの住む家に初めて行った。

パパ達の家は、タワーマンションの上層階にあって、見事な家だった。

ママもすっかり、ここの生活が板について幸せそうな2人を見て私も嬉しく思った。

そして、大興奮の末にママが勢いよくパパに向かって熱々のコーヒーをぶちまかした。

「アッツ!!」そう言って、パパは勢いよく着ていたロンTをガバっと脱いだ。

「ははは!興奮しすぎだよ真紀ちゃん」
「んふふ!ごめんね彰」
そして、ママが体を拭いてあげる。

すると、パパのそこには背中に想像以上のアーティスティックな世界が、ものの見事に描かれていて、私と陽平はポカンとしてしまった。

そんな私たちにようやく2人は気づいた。

「あ!あはははー」というパパ。
「あら!ちょっとごめんねーあはははー」と言ってパパをママがぐいぐい押して部屋から出てった。
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