御曹司は高嶺の花に愛を刻む
17
〜菜由side〜
「菜由さん。お電話です」
「はーい。
お電話代わりました、橋本です。」
結婚して、すぐに陽平は会社に結婚を公表した。
それこそ最初は大騒ぎで、しょっちゅう私の部署に野次馬が見にきていた。
でも、私を見るなり割と静かに立ち去って行ってくれて、覚悟してたより大変じゃなかった。
もちろん、同じ部署内でも散々騒がれたけど、そこは大人だし、騒いでても仕事はあるわけで、結局2〜3日もすれば、結婚した事を忘れたか?というくらい、普通になった。
結婚してからも、部署内のメンバーは特に変な気を使う事もなく、私のことはみんな下の名前で呼ぶようになった。
神楽だらけだから。
そして、仕事中は、取引先でも気を遣われるのも嫌なので、そこは旧姓を名乗っている。
"神楽コーポレーションの神楽です"
はね。あまりにもだから。
そこは、陽平も働きやすい方でいいと言ってくれてる。
「はーい。
お電話代わりました、橋本です。」
結婚して、すぐに陽平は会社に結婚を公表した。
それこそ最初は大騒ぎで、しょっちゅう私の部署に野次馬が見にきていた。
でも、私を見るなり割と静かに立ち去って行ってくれて、覚悟してたより大変じゃなかった。
もちろん、同じ部署内でも散々騒がれたけど、そこは大人だし、騒いでても仕事はあるわけで、結局2〜3日もすれば、結婚した事を忘れたか?というくらい、普通になった。
結婚してからも、部署内のメンバーは特に変な気を使う事もなく、私のことはみんな下の名前で呼ぶようになった。
神楽だらけだから。
そして、仕事中は、取引先でも気を遣われるのも嫌なので、そこは旧姓を名乗っている。
"神楽コーポレーションの神楽です"
はね。あまりにもだから。
そこは、陽平も働きやすい方でいいと言ってくれてる。