御曹司は高嶺の花に愛を刻む
そして、アナウンスがなり、会場の扉が開かれる。

スポットが当てられ、会長達に続いて、純平さん達、私達の順番で会場に入った。

大きな拍手に包まれる。

ドキドキしてれは、陽平が隣で
「菜由。大丈夫だ。みんな遊園地のキャラクターだと思って笑っとけ。な?」

と、耳に顔を寄せて話しかけてきた。

「ふふふ。わかった。ありがとう」
私も、陽平を見上げて笑顔を見せた。

すると、周りから"ワァー"と歓声が上がった。

え?

「クク。菜由に驚いてる。初めてだし、あんまり綺麗だから」

カッと顔が赤くなる。

「前、向いて」

私は、なんとか顔をあげた。
キャラクター、キャラクター
と呪文を唱える。

うん。大丈夫そうだ。

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