御曹司は高嶺の花に愛を刻む


陽平に、腰を誘導されて、止められない。
こんな。
こんな、淫らな自分は、陽平の前でしか出てこない。
これまでも、これからも。
陽平だけ。

「アッ、、、」

「菜由。俺を見ろ。」

陽平を見る。

陽平は私の指を自分の口に入れた。

「こうやって、、、
菜由は俺をグッと、、喰いついて、
離さない、、んだ」

陽平が情炎に燃えるような妖艶な目つきで、私の指に吸い付きながら見上げる。

想像が掻き立てられ、カッと顔がほてる。

「ック。何を想像した?」

「何もっ、、、ンッ」

「どうだかな。ここは、、、
そうは言ってないみたいだぞ、、クッ」
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