御曹司は高嶺の花に愛を刻む
仁はともかく、塁君は見た目によらず、真面目だ。

麗ちゃんとは、顔は似てないけど、男の俺から見てもかなりカッコいい。

相当、モテるはずだ。

普通に、責任感が強くて、人一倍面倒見がいいんだろうな。

今だって、自分の秘書をする、妊娠中の麗ちゃんのサポートをしているらしいし。

それをシスコンと呼ぶかは知らないけど。


「んで?どーすんのよ」
仁はやっと、笑い終わったらしい。

「んー。とりあえず、保留で」

「おけ。塁は?」

「え?俺?俺はいいよ。」

クククク。
何すんだかな。

「そろそろシスコン卒業だな?」
仁がまたイジる。

「なぁ、俺、シスコンか?」
また俺に聞いてくる。
だいぶ、気にしてんなコレ。

「はは!!だから、何で俺に聞くんだよ。
知らねーよ」
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