御曹司は高嶺の花に愛を刻む
菜由は、B5サイズくらいのリボンのついた箱を俺に渡してくれた。

「え、何?ドキドキする。
俺、プレゼント、もらった事ない」

「嘘でしょ!?ふふふ!開けてみて!!」

「本当。本当。えー。なんだろ」
嬉しくて、ワクワクしてニヤニヤが止まらない。

そして、ゆっくりとゴールドのリボンをほどく。

フタを開ければ、そこには、、、








妊娠検査薬!?
2本!?
エコー写真!?


まさか!?



「菜由!!」


「そう!!陽平!!パパだよ!!」


「菜由!!ありがとうッ!!」
俺は菜由を力一杯抱きしめる。
目が熱くなる。


「あはは!陽平!凄いよ!たぶん、あの日だよ。プロポーズの、あの日!!」
菜由も、俺を抱きしめながらテンション高めで教えてくれる。

「本当か!?ヤバいな!嬉しい」
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