御曹司は高嶺の花に愛を刻む
4
〜陽平side〜
「遅れて申し訳ありません」
俺は、ビジネススーツに着替え、すぐに会議室へ向かった。
会議は、もう始められていた。
「ああ。席につけ」
「はい」
そして、程なくして会議が終わり、重役達が全員退室する。
社長の兄貴以外。
「はぁー」
休日出勤だったとは言え、寝坊だなんて。
初めてだな。
ったく。
「陽平」
兄貴に呼ばれる。
「兄貴。わりぃ。寝坊した」
「ああ。初めてだな。クククク」
ったく。
「ああ。かなり焦った」
「そんなに、昨日は楽しかったか?」
ニヤっと笑う。
「別に」
兄貴にバレたら、全部筒抜けだ。
兄貴の周りは、とにかく野次がうるさい。
「クックッ!まぁいい。お前、口紅付いてんぞ?」
んな!?
俺は咄嗟に口を擦った。
そして気づく。
いや、シャワー浴びたし。
やられた。
「ハハハ!!お楽しみ中、悪かったな」
最悪だ。
「どれ。帰るか。お疲れ」
そう言って、兄貴はスタスタと会議室を出てった。
俺は、ビジネススーツに着替え、すぐに会議室へ向かった。
会議は、もう始められていた。
「ああ。席につけ」
「はい」
そして、程なくして会議が終わり、重役達が全員退室する。
社長の兄貴以外。
「はぁー」
休日出勤だったとは言え、寝坊だなんて。
初めてだな。
ったく。
「陽平」
兄貴に呼ばれる。
「兄貴。わりぃ。寝坊した」
「ああ。初めてだな。クククク」
ったく。
「ああ。かなり焦った」
「そんなに、昨日は楽しかったか?」
ニヤっと笑う。
「別に」
兄貴にバレたら、全部筒抜けだ。
兄貴の周りは、とにかく野次がうるさい。
「クックッ!まぁいい。お前、口紅付いてんぞ?」
んな!?
俺は咄嗟に口を擦った。
そして気づく。
いや、シャワー浴びたし。
やられた。
「ハハハ!!お楽しみ中、悪かったな」
最悪だ。
「どれ。帰るか。お疲れ」
そう言って、兄貴はスタスタと会議室を出てった。