御曹司は高嶺の花に愛を刻む
会議室にひとり残り、菜由を思い出す。
朝から、笑ったわ。
あいつも、すげー慌ててたけど大丈夫だったのか?
身体も。無理させたよな?
菜由に連絡しないと。
携帯を出して、菜由の番号、、、
そして気づく。
俺、連絡先聞いてねぇ!!
最悪だ。
気付かなかった。
「はぁー」
だだっ広い、会議室に俺のため息が消えて行った。
こんなに間抜けだったか?
でも今思い返せば、連絡先なんか聞く暇もなかった。
そんな隙さえ、見せてくれなかった。
というか、余裕が無かった。
あんなに必死になって。
何とか連れ出して。
笑える。
途中のコンビニで、買い物をした時だってずっとソワソワしていた。
少しでも目を離せば、どこかに消えて行ってしまいそうで。
本当は家に連れて帰りたかったが、待てなかった。
会場の近くのホテルのスイートに入ったら尚のこと。
俺は完全に、菜由しか見えてなかった。
アイツは何もんだ?
朝から、笑ったわ。
あいつも、すげー慌ててたけど大丈夫だったのか?
身体も。無理させたよな?
菜由に連絡しないと。
携帯を出して、菜由の番号、、、
そして気づく。
俺、連絡先聞いてねぇ!!
最悪だ。
気付かなかった。
「はぁー」
だだっ広い、会議室に俺のため息が消えて行った。
こんなに間抜けだったか?
でも今思い返せば、連絡先なんか聞く暇もなかった。
そんな隙さえ、見せてくれなかった。
というか、余裕が無かった。
あんなに必死になって。
何とか連れ出して。
笑える。
途中のコンビニで、買い物をした時だってずっとソワソワしていた。
少しでも目を離せば、どこかに消えて行ってしまいそうで。
本当は家に連れて帰りたかったが、待てなかった。
会場の近くのホテルのスイートに入ったら尚のこと。
俺は完全に、菜由しか見えてなかった。
アイツは何もんだ?