御曹司は高嶺の花に愛を刻む
「ちょっと、このまま、ここにいて下さいね!?水も置いていきますから、ちゃんと膝、拭いてて下さい!!すぐに戻りますから!!」

そう言って、私は立ち上がり再び走った。
近くのデパートに駆け込む。

とりあえず足も捻ってしまったかもしれないし、ヒールじゃない方がいいかな?

シューズコーナーでムムっと悩んで、とりあえずペタンコのサンダルを買った。

ブランド物じゃなくてごめんなさい。

それから、新しいストッキングと消毒液やカットバンなども買って、急いで女性の所へ戻った。

「ごめんなさい!!遅くなっちゃって!!
とりあえずですけど、、、」

そう言って、膝を消毒し手当をした。

「あと、これ良かったら使ってください!!」

買ってきたストッキングとサンダルを渡した。

「ヤダー!!こんな事まで、、、本当にありがとう。助かるわ!!お名前教えてくださる!?あと、連絡先も。お礼をさせてちょうだい!!」

その綺麗な女性は、そう言って凄い勢いで詰め寄ってきた。
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