御曹司は高嶺の花に愛を刻む
「あ、お礼なんて、そ、そんな!!私が勝手にした事ですし!!いーですいーです!」
そう断るも、
「ダメよ!!絶対に!!教えてくれるまで、あなたについて行くわよ?」
なんて凄い事を言い出した。
ちょっと、面白い人だな。
そして私は携帯を出して、連絡先を交換した。
「菜由ちゃんね!?私は愛美!!まなちゃんて呼んでね!!」
「ま、まなちゃん!?」
私は、こんな素敵な女性をあだ名呼びなんて出来ないと思って驚いて声に出してしまえば
「あら!!さっそく呼んでくれたのね!?嬉しいー!!菜由ちゃん、かわいいー!!」
そう言って、ベンチに座りながら、しゃがんでいた私に抱きついてきた。
「ちょ!!ちょい!」
あはは。まなちゃん。かわいいな。
いけない!!
ママの所へ行かないとだった!!
「ま、まなちゃん!私、急いで行かないと行けない所があって!そ、そろそろ、、、」
「あらヤダ!!それは大変!!菜由ちゃん、本当に助かったわ!!すぐに、連絡するからね!!あ!!タクシー!!」