御曹司は高嶺の花に愛を刻む
「うわー!!凄く綺麗!!ドレスもピッタリだったわね!!さすが、彰さん!!」

「だよね!?彰さんて、本当にすごいんだね!!ただの、陽気なロン毛パーマのイケ親父かと思ってた!!」

「あはは菜由!あんたねぇ!」

「真紀さんの娘は俺の娘だとか言ってたよ?」

ママが顔を赤く染めた。
ん?
まさか??

「ママ?」

「え!?あ、あははは!!彰さんたら、ねぇ!!」

そう言って、ママは私の背中をバシバシ凄い力で叩いてきた。

「いたっ!!力、バカなってるって!!ママ!!」

「んえ?あ、ごめんごめん!!」

「ママ?ママも、いい事あるといいね!!
私は、ママの味方だから!!」

なんとなく、ママと彰さんが、2人で仲良くしてる姿が目に浮かんで、そんな事を言ってみた。

「菜由、、、。ありがとうね!!」

ママは、何も教えてくれなかったけど、肩の荷が降りたようなそんな顔をしていた。

ママが、幸せになりますように。

そんな事を思いながら、家に帰った。
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